京都にまた高級ホテルがオープン!一方で宿泊費の高騰に頭を悩ませる人も。
4月23日、京都市東山区にオープンした「シックスセンシズ京都」。京都らしいお寺のようにも見える外観で、コンセプトは「自然派ラグジュアリー」。サステナビリティを意識した日本初進出の外資系ラグジュアリーホテルです。これまで中国やタイなどのアジアやヨーロッパなど世界約20か国でホテルやリゾートを展開しています。
このホテルで一番リーズナブルなお部屋は1泊17万円から。イギリスの高級メーカーのベッドが置かれ、京都らしい和の雰囲気漂う空間となっています。アメニティの素材は全て木や紙で、自然への配慮が徹底されています。ほかにも、10種類以上のハーブなどからバスソルトなどのお好みのケアグッズが作れたり、プールの中でセラピーを受けられるサービスもあります。
そして最上級のスイートルームは間取りは3LDK。京都らしい装飾が随所に散りばめられています。
(シックスセンシズ京都総支配人 ニコラス・ブラックさん)「(Q東京でも大阪でもなく京都を選んだ理由は?)京都には私たちのおもてなしの心に近いものが残っているからです。それは、京都には文化的な遺産があり、日本文化の中心地だったからです」
実は京都ではこのホテルを含め、今後も高級ホテルの開業ラッシュが続きます。ヒルトンの最高級ブランドや、パリの老舗「フォション」、タイの「デュシタニ」など。外資系ホテルが期待を寄せるのは円安も後押しするインバウンド需要の高まりです。
(ドイツから来た人)「とても安い。普通ヨーロッパでは2倍くらいのお金がかかる」
(インドとオーストラリアから来た人)「かなりコストパフォーマンスがよくて、サービスもいいです。1泊4万円くらいです。高くないですよ」
一方で日本人観光客は宿泊代の高騰に頭を悩ませています。
(北海道から来た人)「あんまり高かったら、旅費が膨らむので、抑えるかな」
(新潟から来た人)「街中だったら2万円から3万円が限度かなと思います」
コロナ前と比べると、国内の主要都市の宿泊価格は上昇していますが、京都市は約74%上昇するなど最大の上げ幅となりました。
(東洋大学国際観光学部 徳江順一郎准教授)「(Q今後どういう問題が出てくる?)「まだまだまだまだ海外からの観光客が京都に増えると思います。あれもこれも後手後手にまわっています」
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