日本で行方不明のフランス人女性の携帯は破壊されたか「通常の電源の切れ方ではない」位置情報解析で新たに判明

ホテル

7年前、栃木県で観光中に行方不明になったフランス人女性について、スイスの会社が女性の携帯電話の位置情報を解析したところ、滞在していたホテルから移動した形跡がないまま位置情報が突然不自然な途絶え方をしていたことが新たにわかりました。

2018年7月29日、ティフェヌ・ベロンさん(43)は、滞在していた日光市のホテルに荷物を残したまま、突然行方不明になりました。

ベロンさんの携帯電話などは未だに見つかっていません。

家族の依頼を受けたスイスの専門会社の解析で、ベロンさんが不明になる直前までの携帯電話の詳細な位置情報が明らかになりました。

これまでベロンさんは午前10時にホテルから外出したという目撃情報がありましたが、解析の結果、携帯電話はホテルから移動した形跡がないまま11時40分に位置情報が突然途絶えたことがわかりました。

ベロンさんの携帯電話を解析したスイスのHestia.ai社のポール・オリヴィエ・デゥエさんは、「前日に銀行に出かけた時には、ホテルを出たことを示す位置情報の信号が出ている。(行方不明になった当日は)ベロンさんがホテルを出た形跡が全くない」と証言しました。

また位置情報の途絶え方の特徴について、「何かしらの形で携帯が破壊されたと考えられる。例えば水没したり、電車に轢かれたり。位置情報の信号の途絶え方があまりにも突然で、通常の電源の切れ方ではなかった」と分析しました。

国連の強制失踪委員会は、事件の可能性があるとして、日本政府にフランス当局への捜査情報の提供をこれまでに5回要請しています。

FNNプライムオンライン
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